(#001)
復刻シリーズ 第51弾!!
ついでに2001年までさかのぼって はじめてのメルマガ執筆号。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2001.05.09 Vol.327 ━━━━ □■□ ■□■ 日刊「WEBのツボ」 〜次世代WEBマーケティングを読む〜 □■□ http://www.soho-union.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 配信部数 2216部 【○】本日のお題 「ツボによく利くJAVA & DB」(#001) ━━━━━━━━━━ 福井@Fsys 『WEBのツボ』愛読者の皆様、はじめまして。今般『JAVA & DB』というテーマで、執 筆の仲間入りをさせて頂くことになりました 福井@Fsys です。 サラリーマン13年、福井システムリサーチ開業後12年目のシステムエンジニアで す。産業(鉄鋼や原子力など)用制御システムの設計、製作、保守が原点で、最近は Web-DB連携システム構築や、アドバイザーをしております。 どうぞよろしくお願い致します。 Webサイト構築 の動向として、フロントエンドからバックエンドへ重点が移動してき ています。サイトのコンテンツは、静的なコンテンツから動的なコンテンツへ、また 少量のコンテンツから大量のコンテンツへと脈々と進んでいるように見えます。 ここでは、この中大規模WEBサイト構築の観点から、『 JAVA & DB 』について眺めて みようと思います。 ▽ Java を選択する理由 私は、現在 Java を 次の理由でシステム構築の開発言語として採用しています。 1.システム構築の本流の言語として浸透(メリットがデメリットを越えた) ( c や VB に比べて 言語仕様、ネットワーク対応で 明らかに優秀。 あくまで Server Side の バックエンド構築用で有利なのであって 画面作成用のJavaAppletはまだ遅いなどの弱点はある) 2.DBアクセスに JDBC を 使い標準化できる(独自ミドルウェアを不使用) 3.マルチプラットフォーム対応 (私は Serverは Linux, Clientは Windowsを現在採用) 4.標準クラスライブラリが充実(作らなくても継承(流用)で機能を実現) 5.Webアプリケーション開発に JSP/Servlet が 利用できる 6.e-business XML まわり で 有利そう(私は まだ 未実践) 特に、バックエンドのデータストアの「量」がある範囲を超えたらDBの出番となり ます。このDBアクセスの手段としてJDBCは、よく設計されています。 Javaを使いこなすには、様々な壁があるかもしれませんが、VisualBasicやPerlでも 熟達するには、それなりの修練が必要なのは同じ事でしょう。 数十行の住所録や、掲示板などは、テキストファイルを PerlでCGIで処理する事でも 十分こなせます。1万レコードを越えるとテキストファイルでは、しんどくなるので DBの出番です。数万レコード程度までなら MS-Access のJetエンジンでもなんとか なりますが、その範囲を超えると本格的なDB(Oracleなど)の出番となります。 例えば 全国の郵便番号簿は12万件ほどありますので、これをどの程度のレスポン スでハンドリングできるかというのがDB実装の踏み絵となります。 テキストやExcel,Accessでは、ひーひーとなっても本格DBではすいすいですね。 (参考) □ Java コンピューティング http://www.sun.co.jp/java/ □ いまさら人に聞けない「JavaとXMLのあたりまえの関係」 http://www.atmarkit.co.jp/cgi-bin/ln.cgi?l=M01121 □ ゼロからはじめるJava再入門( 参照には、登録が必要 ) http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/ITPro/ITBASIC/20010108/1/ □ 郵便番号簿 検索&ダウンロード他 http://www.postal.mpt.go.jp/newnumber/ □ Linux+JSP+PostgreSQLでの郵便番号簿 検索 http://fsys.net/post/ 【プロフィール】 福井 修 ( FUKUI Osamu ) o-fukui@po.iijnet.or.jp fukui@fsys.net 福井システムリサーチ http://fsys.net/ 主幹。システム構築歴25年。 子供に遊んでもらえなくなって、遂にゴルフを始めました。元 山・スキー派 日本リヌクス協会、神戸商工会議所、情報処理学会 会員 関西ソーホ・デジタルコンテンツ事業協同組合員 流通科学大学 委託SE http://www.umds.ac.jp/