#minatork01

6月2日(土)は、神奈川県立公文書館で行われた第一回みなとRuby会議に参加しました。昨年でRuby会議は終わってしまったので、今年は地域Ruby会議かRubyWorldConferenceしかないのでRuby大好きな人にとって大事なイベントのひとつです。

最近神奈川界隈にはめったに足を踏み入れていないので、遠足気分で出掛けました。

ちょこちょこ撮った写真はpicasaでアップしたので、こちらをご覧ください。

渋谷まで出て東急で横浜経由で行くのと、下北沢で小田急線に乗って大和で相模鉄道に乗り換えるのとでは、何と小田急線経由の方が早く二俣川に着けることがわかったので小田急に。そうすると車内で@fukajunにばったり。神奈川の内陸部って結構開けていることを実感しつつ「中央林間」がここか!と通過して「大和」で乗り換えて生まれてはじめて相模鉄道に乗車。「二俣川」で下車し、バス停の案内はあったものの陸橋を渡っているうちに運転免許センター方面の道がはっきりしたので、そのまま歩いて20分弱、坂道を登った山の中に立派な施設の公文書館がでで〜んと登場。「みなと」というネーミングにかかわらず海からは遠い。

@1syoさんからテーマは「はじめの一歩」という説明があってオープン。

ソーシャルコーディング

ソーシャルコーディングではペアを組んでコーディングを楽しむことに。課題はこれ。ペアを組むのにうちのテーブルでは5人がまずviかemacsかで宗派で分かれて、4人のvi派の中であみだくじかEnglish Numeralsかでペア成立。私はWeb男子で有名な@sugamasaoさんとペア。vim で quickrun 技を教わった。ありがたい。成果はこちら

面前デモペアプロしたチームは、時間内に両方の問題を解いていて凄すぎ。

招待講演は、コミュニティの話 → Railsを中心にしたWebアプリ開発の話 → 最後にRuby本体の話。

「yokohama.rbとminami.rbのおいしい関係

まずminami.rbの@satomicchyつじたさんが「yokohama.rbとminami.rbのおいしい関係」と題してyokohama.rbとの交流や沖縄合宿Hackathon in okinawaの企画で okinawa.rbとの交流が始まったことをお話された。okinawa.rbのファウンダも登場して、英語でもスピーチ。凄い!。
minami.rbはもともとRuby@関西からの(もっとローカル)地域.rbとして生まれたし、地域.rb同士の交流というレイヤでは最前線を行っている気がする。コミュニティ運営に関してみんなになんともいえぬ力と勇気をふりまいた良いお話でした。

「ごきげんRails

次は @nay3大場寧子さんの「ごきげんRails」。資料はこちら。
Railsは簡単ではなくなっている。」
「変更に強いテストは関心事にフォーカスし、すべてを確認しようとしないこと。」
RSpecを楽しむには結果を確認するのでなく仕様を書いているようにする。」
「(集合操作に)mapやcollectを使うとすっきりする。」
「変数をメソッドは区別がつかない方がRubyらしい。」
「同じオブジェクトの処理が連続する場合は書く場所が間違っている。
 そのオブジェクトの操作はくくりだす。」
質疑応答では、@Kirika_K2さんの「テストのコード量は、実行コードの5倍程書いているが、みんなはどれぐらい?」という質問で「〜3倍くらい」「テストやりすぎ注意(変更のためのテストがテストを変更するのが面倒で変更の敷居が高くなる本末転倒を招く)」という指摘が印象に残りました。

「怠惰なRubyistへの道:Enumerator::Lazy の使いかた」

3番目は@nagachika近永智之さん「怠惰なRubyistへの道:Enumerator::Lazy の使いかた」発表資料とblog
Rubyでeachのイテレータが、めちゃ便利だと実感していたが、それが来年2月にRuby20周年を記念してリリースされるRuby2.0ではLasy(怠惰)が拡張されるという話。
「Enumerator.new でブロックで直接eachになるような動作を書ける。簡易なイテレータを作れる。」
「lazyは、force されるまで処理を実行しない。だからlazy」
「ワークエリアを順番に使用するので、一気に確保してしまう現状よりメモリ効率が上がる」
とても勉強になりました。

RubyKajaはじめます

最後の話は@tyabe矢部さんからRubyKajaの話題。資料はこちら
海外には「Ruby Hero」という貢献した人を称える場があるので、日本でもシャイなRubyistを称賛することができる制度を作ろうという話。

「褒め合い賞賛し合う文化を!」という趣旨は多いに賛同いたします。31の地域Rubyコミュニティから選出し、9月14〜16日のSapporo RubyKaigi2012で発表する予定で、日本Rubyの会の後援も受けて実践が開始されたそうです。

クロージング

@dan5yaだんさんから「3年後にはパシフィコで」というお話で締まりました。

うわぁ写真が逆さまになったけどうやって修正すればよいのかわからないのでそのまま。やり方があれば教えてください。こういうので目を引くというのもあるのかしらん。
せっかく写真をpikasaでアップしてもはてなダイアリーに貼付けできないのは相当残念だ。別途どうするか考えよう。
github blogに写真を貼付けできるとうれしいけど無理っぽいし。

片付け

見事な運営で、時間ばっちりで、終了。
スタッフの集合写真もこちらにアップしてます。